先日、NHK「ニュース おはよう日本」（2025年9月14日放送）で、介護保険の見直し議論が取り上げられてた。うちの親の家も段差が多いし、「そろそろ家の安全対策、ちゃんと考えたほうがええんちゃう？」と思って制度をもう一度確認してみた。制度の基本と、実際どこまで使えるのか、最新の要点をまとめるで。あわせて、厚労省の資料にある“住宅改修の範囲と上限”もチェックしとくのが安心やね。
0. 目次
1. 介護保険でできる住宅改修：範囲と自己負担
2. 対象工事と費用の目安（実例つき）
3. 申請〜工事〜支給の流れ（ここはつまずきやすい）
4. 上手に使うコツ：再利用の条件・併用制度
1. 介護保険でできる住宅改修：範囲と自己負担
対象は手すり取付、段差解消、滑り防止の床材変更、引き戸等への扉交換、洋式便器への交換、付帯工事の6類型。支給限度は生涯20万円（本人の所得に応じて自己負担1〜3割）。限度内なら複数回に分けて申請できる。さらに支払い方法は自治体で償還払いと受領委任払いの2通りが用意されるケースが多い（工事前の資金繰りに関わるからここ重要）。
2. 対象工事と費用の目安（実例つき）
費用は家の構造や材質で変動するけど、相場感は次のとおり。見積りは複数社で比較や。
| 改修内容 | 目的 | 費用の目安 |
| 手すり（玄関・廊下・トイレなど） | 立ち座り・移動の安定 | 2〜10万円程度（範囲や下地補強で増減） |
| 手すり（階段） | 昇降時の転倒防止 | 5〜15万円程度（階段形状で差） |
| 段差解消（敷居撤去・床かさ上げ・スロープ） | つまずき防止 | 0.8〜15万円程度（工法次第） |
| 浴室：床材の滑り止め・出入口段差の是正 | 入浴事故の予防 | 5〜10万円程度（床材張替え等） |
| 洋式トイレ化 | 立ち座り負担軽減 | 便座交換10〜15万円／和式→洋式20〜40万円（超える分は自己負担） |
※「美観目的」「老朽化修繕」などは対象外になりやすい点に注意。
3. 申請〜工事〜支給の流れ（ここはつまずきやすい）
1) ケアマネに相談 → 改修理由書の作成
2) 見積・図面・改修前写真を用意して自治体に事前申請
3) 承認後に工事 → 改修後写真・領収書を添付して給付手続き
やむを得ない事情があれば事後申請も可能だが、基本は事前が原則。
支払いは、いったん全額払って後で戻る償還払いか、自己負担分だけ払う受領委任払い（自治体実施の場合）。資金繰りに合わせて選ぼう。
4. 上手に使うコツ：再利用の条件・併用制度
・再利用の特例：原則は生涯20万円やけど、転居や要介護区分が3段階以上重くなった等では再度の支給が可能なケースがある（自治体要確認）。
・福祉用具との併用：ベッドや歩行補助具など福祉用具と組み合わせると安全性はさらに上がる。
・自治体の独自補助：介護保険とは別にリフォーム補助を出す自治体もある。国交省の案内から検索できるで。
まとめ
住宅改修は「いま転ばないため」の投資で、家での生活を長く続けるための安心制度や。まずは手すり・段差の2点から。見積りは複数社比較、書類は事前申請が鉄則。迷ったら、ケアマネに「住宅改修、どこまでできる？」と一言相談してみよか。制度の枠（20万円・自己負担1〜3割）と流れさえ押さえたら、親御さんの暮らしはグッと安全になるはずや。
実際の工事を検討するときは、製品や施工例を見てイメージをつかむのが大事や。
浴室や玄関など場所ごとに最適な設備を選ぶことで、安全性もぐっと上がるで。
複数の施工会社を比較したい場合は、見積もりサイトを活用すると便利や。
リフォーム費用や助成金対応の比較もできるから、失敗を防ぎやすいで。
福祉用具のレンタルや補助制度を上手に組み合わせるのもおすすめや。
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