在宅介護を始めると、まず出会うキーパーソンがケアマネジャー(以下ケアマネ)や。要介護認定の申請、ケアプラン作成、事業者との調整…段取りの司令塔を担ってくれる存在やけど、「誰にお願いするか」「合わへん時はどうするか」が意外と分かりにくい。そこで今日は、選び方の軸と上手な付き合い方を、関西ノリで実務寄りにまとめるで。
【0. 目次】
– 1. 現状と課題
– 2. 原因・仕組み(ケアマネの仕事と動線)
– 3. 生活の中でできる工夫(選び方・聞くこと・付き合い方)
– 4. 支援制度・サービスの活用
– 5. まとめ
【1. 現状と課題】
要介護認定が下りたら、居宅介護支援事業所のケアマネがケアプランを作るのが基本。けど実際は、近所で空きのある事業所を見つけにくい/相性や説明の分かりやすさに差がある/いざ困った時、連絡がつきにくいと不安が膨らむ、などの壁がある。さらに「担当を変えるのは気まずい…」と我慢してしまいがち。ケアマネは“選べる/替えられる”のが大前提。人柄だけでなく“説明力と連絡力”を見て決めるのがコツや。
【2. 原因・仕組み(ケアマネの仕事と動線)】
ケアマネの主な役割は、①アセスメント(状態把握)、②ケアプラン作成・給付管理、③モニタリング・連絡調整。流れは、地域包括支援センター→要介護認定申請→主治医意見書→審査判定→事業所探し&契約→サービス開始→月1回のモニタリング。仕組みを軽く掴んどくと、会話が通りやすいで。
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【3. 生活の中でできる工夫(選び方・聞くこと・付き合い方)】
3-1. 選び方の三本柱
・相性:急かさず聴いてくれるか。否定から入らんか。
・説明力:専門用語→平語に翻訳してくれるか。費用・回数・自己負担を数字で示すか。
・連絡力:連絡手段(電話/メール/LINE)と応答時間を最初に約束できるか。代替連絡先(事業所代表)もセットで。
3-2. 初回面談で“必ず”聞くこと
1) 緊急時の連絡ルール(夜間・休日、倒れた時の動線)。
2) 医療との連携(主治医・訪看・訪問リハとの情報共有の仕方)。
3) 介護保険の枠の使い方(今は何割使う? 予備枠は? 自費併用案は?)。
4) 代替案(デイ満員ならショートステイや訪問型多機能をどう組む?)。
5) 担当替えの窓口(合わへんかった時の手順を契約前に確認)。
3-3. 付き合い方の実務
・メモは“共有”前提:家族LINEやGoogleドキュメントに症状・転倒・通院予定を記録。月次モニタリングの議題に。
・優先順位は“安全→生活→楽しみ”:まず転倒・誤薬・脱水が無い状態を作る。次に家事・移動の自立度、最後にデイの活動や外出で張り合いを。
・見守りツールは“目的から”:徘徊不安ならGPS見守り、独居の夜間不安ならセンサーライト+通報機。
・費用の見える化:介護保険利用票(明細)を家計管理アプリに写して、今月の自己負担を把握。
・合わへん時のスムーズな変更:事業所へ書面かメールで依頼→最終利用日を決めて記録引継ぎ→新事業所と面談。
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【4. 支援制度・サービスの活用】
・地域包括支援センター:担当圏域の事業所一覧や空き状況、担当替えの相談にも乗ってくれる。
・介護サービス情報公表制度:都道府県サイトで事業所の運営情報・苦情件数・加算などを確認。
・国保連合会・運営適正化委員会:サービス内容に重大な不満や苦情がある時の相談窓口。
・医療との連携:訪問看護(医療保険/介護保険)、居宅療養管理指導(薬局・歯科)の導入判断をケアマネと検討。
・介護用品の体験・レンタル:福祉用具貸与で手すり・歩行器・ベッドを試し、住宅改修(上限20万円)は段差解消・手すり設置に優先配分。
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【5. まとめ】
ケアマネ選びは“人柄+説明力+連絡力”の三拍子。初回で緊急時の連絡線・医療連携・保険枠の配分を確認し、記録を共有して月次で見直す。合わへんと感じたら遠慮なく担当替え、それでも難しければ地域包括や都道府県の窓口に相談。今日のゴールは、1) 候補事業所を3つリスト化、2) 初回面談で聞くこと5点をメモ、3) 家族の情報共有フォーマットを作る。頼れるケアマネと組めたら、家族の負担は目に見えて軽くなるで。


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